ゆとりですがなにかが最終回 最後になにを世間に伝えてくれたのか[ネタバレ含]
ついに「ゆとりですがなにか」が最終回を迎える。
ネタバレ要素もあるので気をつけて!
劇中の山路先生(松坂桃李)が「ゆとり教育」について、子供達に教壇から伝えた内容が一時期話題になったが、このご時世なにかと言うと「ゆとり」であるだけで「ゆとり教育」のせいにする傾向がある。
俺は人と話す仕事もしているので、これはその中の統計上の話になるが、「ゆとり教育」を受けた人がなにかちょっとしたことでも起こした場合に周囲から以下のことを言われることが多い。
- これだからゆとりは・・・
- ゆとり教育ではこんな常識なことも教えてもらえないのか
- ゆとりだから仕方ない
これは、ストレスで仕方ないだろう。
ゆとり教育にしたのは今の大人であって、子供達はそのレールに無理やり乗せられたにすぎないからだ。
もちろん「好きでゆとりになったんじゃない!」と思う人も少なからずいるんじゃないか?
この「ゆとりですがなにか」というドラマには、上記のような時の「ゆとり世代」からの視点をうまく表現している。
非常識とも取れる行動を、ゆとり教育の世代以外の人も腐るほどとっているのに、ただただ否定される辛さだ。
否定され何かをいえばそれは全て言い訳と取られ、ちゃんと聞いてもらえないといったこともある。
俺ももちろんいろんな影響から同じように思ってしまう時期もあったが、そう言った先入観や偏見をとって接していけば、彼らも自分と同じように「妥協や挫折も経験した人間」だ。
それを常に考えながら過ごしていけば、二度と「これだからゆとりは」という言葉は出てこないはず。
最後に、このドラマ「ゆとりですがなにか」が何を伝えてくるのか。
大人になった「ゆとり世代」というものがどの道をどう生きていくのかを見ていきたいと思う。