ボンカレー CM撤退してからの広告戦略から時代に合わせた方法を見てみる。
え!?
ボンカレーってCM撤退してたの!?
とまずは思ったことだ。
テレビを見なくなっていたというのもあるが、確かに全く見なくなっていた。
見たいか?と聞かれたら正直「別に・・・」という感じではあるが、自分の知らないところでボンカレーという有名カレーがCM撤退しているのは衝撃だ。
最近のCMで物申したいことがあるのだが、やたら古い題材を使ったものが多くなっているように感じる。
今更ウルトラマンかよ!とか、昭和の時にやってくれよ!とか、興味を持たせるために広告費をかけてるはずなのに購入意欲をそがれるものに個人的には「なんでだろう」という気持ちがいっぱいだったのだ。
ボンカレーがこれを行っていないのはちょっと安心した部分もあるが、CMメインだったはずがそもそも何を使って宣伝しているのか気になるところだ。
1つは、季節限定商品などを出してそれに合わせてイベントを開催する方法だったようだ。
もう1つは、直接的に商品をアピールするのではなく、ボンカレーに興味、共感が得られるようなコンテンツを作るなどのPR活動を行ったとのこと。
メディアに取り上げてもらうなどの商品と合わせたPR活動を行って、そのメディアを見たユーザーがさらにそれを拡散させていく。
特にウェブ動画を使えば、このウェブ動画時代で依存している人たちが勝手に動いていくという仕組みだ。
さらにこの拡散が進むと、SNSでもどんどん取り上げられ、ウェブ動画を見ていない人たちの目にもどんどん止まることになる。
目に止まったらあとはもうコンビニやスーパーなどで、「思い出す」ことができてどんどん購入されるということだ。
時代に合わせた超有効な戦略に踏み切り、見事成功させたと言っていいだろう。
CMの力に頼りきりでは、この時代ではすでに思った効果を得られないと思う。
テレビを見ない世代になってきたことを考えれば、各業界がボンカレーのような動きを行うことを必須としないと難しいということだ。
もちろんウェブ動画やSNSの使用というのは、若い世代の動きも非常に大事になってくる。
情報を得るのも早く、企画もイメージでき、それを形にする方法も早いスピードで思いつくことができるからだ。
もしかしたら各業界で若い世代を集めたがっている傾向にあるのも、もしかしたら広告戦略の変更を考えてる、もしくは動いているのかもしれない。
ボンカレーは現状CMへの復帰を考えていないと言い切っているということは、今の戦略が相当な結果を出しているがゆえと考えられる。
もし見たことがない人は是非動画やSNSを見てほしいと思う。